ぞんき(読み)ゾンキ

デジタル大辞泉 「ぞんき」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐き

[名・形動]思いやりがないこと。また、そのさま。
「はたでお前さんがみてるような、そんな―なもんじァないんだよ」〈里見弴多情仏心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぞんき」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐き

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) わがままで思いやりがないこと。愛想がないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「ちちにそんき申て、そでごひお申にこそ、わが身のはぢであろふけれ」(出典:説経節・説経しんとく丸(1648)下)
    2. 「ハテさて、御当地の商人衆はゑらいぞんきナア」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

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