普及版 字通 の解説
16画
[字訓] うらむ・にくむ・わるい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は敦(たい)。〔説文〕十下に「怨むなり」とあり、〔書、康誥〕に「(うら)みざる罔(な)し」「元惡大」などの語がある。〔逸周書、世俘解〕「そ(う)ちたる國九十國」は、敦伐の意。敦とは撃つことをいう。對(対)・に「うつ、うらむ」の訓があり、敦・(たい)も「うつ、うらむ」と訓する字で、両者対応の関係にある。
[訓義]
1. うらむ、にくむ。
2. わるい、わるもの。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ニクマル・アタ・ウラム 〔字鏡集〕 ソネム・ニクム・アタ・ウラム・ニクマル
[熟語]
国▶・伐▶・▶
[下接語]
怨・巨・元・夙・大
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報