タイ・カダイ語族(その他表記)Thai-Kadai

山川 世界史小辞典 改訂新版 「タイ・カダイ語族」の解説

タイ・カダイ語族(タイ・カダイごぞく)
Thai-Kadai

シナ・チベット語族は現在も一つの大きな仮説である。ポール・ベネディクトは,そこからタイ諸語(タイシャム語など)を分離し,それにカム・スイ諸語および海南島の黎(リー)語などのカダイ諸語(狭義)を加えたものをカダイ諸語(広義)と呼んだ。現在タイ・カダイ語族と呼ばれているものは,このカダイ諸語(広義)のことである。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android