たいたい

精選版 日本国語大辞典 「たいたい」の意味・読み・例文・類語

たい‐たい

[1] 〘感動幼児が、両手を重ねて物を請うときにいう語。また、幼児に向かって、物を与えるようにいうときにも用いる。
※浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)三「惨やつれなとあせるほど、雪にしめってあかぬ戸に、ちちたいたいも絶え絶えの風にうたてや次郎吉が、わっと泣く声、ハア悲しやと」
[2] 〘名〙 幼児が両手を重ねて物を請うこと。
俳諧・続山の井(1667)春中「餠つつじたいたいするやわらべの手」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報