たいたい

精選版 日本国語大辞典 「たいたい」の意味・読み・例文・類語

たい‐たい

  1. [ 1 ] 〘 感動詞 〙 幼児が、両手を重ねて物を請うときにいう語。また、幼児に向かって、物を与えるようにいうときにも用いる。
    1. [初出の実例]「惨やつれなとあせるほど、雪にしめってあかぬ戸に、ちちたいたいも絶え絶えの風にうたてや次郎吉が、わっと泣く声、ハア悲しやと」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)三)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 幼児が両手を重ねて物を請うこと。
    1. [初出の実例]「餠つつじたいたいするやわらべの手」(出典:俳諧・続山の井(1667)春中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android