タクフィール・ワル・ヒジュラ

デジタル大辞泉プラス の解説

タクフィール・ワル・ヒジュラ

《Al-Takfir wal Hijra》中東エジプトレバノンなど、北アフリカ欧州で活動するスンニ派イスラム過激組織。1971年、「ムスリム同胞団」の反主流派組織として結成

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のタクフィール・ワル・ヒジュラの言及

【ムスリム同胞団】より

シャリーアの実施要求やイスラエルとの平和条約への反対などについては政府に対して批判的に振る舞うことが容認された。この段階では,タクフィール・ワルヒジュラal‐Takfīr wal‐Hijra,ジハード団al‐Jihād,イスラム集団al‐Jamā‘a al‐Islāmīyaなど新世代の諸地下運動が生じてきて,それらからの批判と突き上げにさらされるようになったが,一方81年秋サーダート大統領暗殺事件前後の広範囲な政治弾圧のもとでは,その対象の一つともされた。しかし同胞団は企業活動・金融・教育・医療・福祉など多方面の社会活動を展開し,法律家,医師,エンジニアなどの諸職能組織に浸透して指導権を握るほどになっただけでなく,87年には議会にも進出した。…

※「タクフィール・ワル・ヒジュラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android