普及版 字通 の解説
15画
[字訓] ふむ・とぶ・こえる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は卓(たく)。卓は大きな匙(さじ)の形で、高大の義があり、また一本足で高低があり、不安定の意がある。〔説文〕二下に「(ふ)むなり」とあり、(てい)の字の従う是も、匙の象形である。片足でとびとびするような状態を(ちんたく)という。
[訓義]
1. ふむ。
2. とぶ、こえる。
3. はしる、とびとびする。
4. たかい、とおい。
5. あしなえ。
6. 卓と通じ、すぐれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ナヘク・コユ・ツク・シリゾク・フム
[語系]
・thek、卓・倬tekはみな卓の声義を承ける字。thyk、(躍)jik、超thi、跳dyも声義近く、みな同系の語である。
[熟語]
遠▶・絶▶・然▶・▶
[下接語]
掩・趨・卓・・騰・勇
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報