たっぴつ(読み)タッピツ

デジタル大辞泉 「たっぴつ」の意味・読み・例文・類語

たっぴつ

[形動][文][ナリ]満ちあふれるほどたくさんあるさま。
杯洗すましの水は…水ぎれだ。かわりを―にもってきな」〈魯文安愚楽鍋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たっぴつ」の意味・読み・例文・類語

たっぴつ

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 動詞「たらう(足)」に完了の助動詞「つ」の付いた「たらい(足)つ」から変化した語か ) 満ちあふれるほど十分なさま。たくさん。
    1. [初出の実例]「その悦びだといってこの通り、酒肴もたっぴつに」(出典:歌舞伎・与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android