たどたど

精選版 日本国語大辞典 「たどたど」の意味・読み・例文・類語

たど‐たど

  1. 〘 副詞 〙 ( 形容詞「たどたどし」の語幹から。「と」を伴って用いられることもある )
  2. 足もとのおぼつかないさま、不確かな足どりで歩むさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「暗き道をばたどたどと。念仏を道の案内にて。心細くも急がるる」(出典:浄瑠璃・雁金文七秋の霜(1702))
  3. 火などが今にも消えそうなさまを表わす語。頼りないさま。
    1. [初出の実例]「風の前なる燈火も、たどたど見えし一間には」(出典:歌舞伎・筑紫巷談浪白縫(黒田騒動)(1875)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android