タブラー

百科事典マイペディア 「タブラー」の意味・わかりやすい解説

タブラー

北インドの一面太鼓。バーヤーンのバーヤーと呼ばれる太鼓とともに用いられ,二つ一組でタブラーとも。木をくり抜いた胴のタブラーを右手打ち,金属か素焼きの胴のバーヤーンは左手で打つ。主音に調律し(バーヤーンはタブラーの1オクターブ下),皮膜の表面に炭と膠などを混ぜた練物を付けたり,打つ場所や使う指を変えて音色を変化させる。古典音楽だけでなく,民謡ポピュラー音楽舞踊伴奏などに欠かせない楽器。
→関連項目カヤールシャーナーイヒンドゥスターニー音楽

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む