タマウキガイ(英語表記)Globigerina bulloides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タマウキガイ」の意味・わかりやすい解説

タマウキガイ
Globigerina bulloides

原生生物界有孔虫門タマウキガイ科。グロビゲリナともいう。殻長 0.1~0.5mm。卵円形の殻室が螺旋状に配列するが,あとからできる殻室のほうが大きくなる。殻室は薄い石灰質で,多数細孔の上から長いとげが出ている。新生代始新世から現在にかけて世界的に分布している。死殻がほか有孔虫類の死殻とともに沈積して,グロビゲリナ軟泥を形成することがある。

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