有孔虫類(読み)ゆうこうちゅうるい(その他表記)Foraminiferida

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有孔虫類」の意味・わかりやすい解説

有孔虫類
ゆうこうちゅうるい
Foraminiferida

原生生物界有孔虫門に属する種類の総称。有殻で,殻径 0.1cm以下のものが多いが,10cmほどの大型種も知られている。殻は石灰質,ケイ酸質からなり,内部は単室あるいは多室に分かれ,それらが螺旋状に並んでいる。単細胞生物で,殻の開口部から糸状の仮足を出して運動し,プランクトンを捕食する。最古の生物で,現生種のほか多くの化石種も知られ,現生種でしかも新第三紀の化石種というものもある。ほとんどが海産。大量に堆積して軟泥をつくり,地層学の研究,油田探査などに役立っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む