globigerina ooze
典型的な遠洋性堆積物の一つ。かつては浮遊性有孔虫の一種Globigerinaを主構成種とする有孔虫軟泥と考えられたが,より微小な石灰質ナンノ化石が占める割合が高いため,現在では石灰質軟泥に分類されている。南太平洋・大西洋・インド洋に広く分布し,海洋底の面積の40%以上を占めるが,極に近い海域には分布しない。石灰量は,水深1,000m以浅で最大90%以上に達するが,水深4,000~5,000mでは30%前後。浮遊性有孔虫の組成分析や殻の同位体組成は,気候変化を知る絶好の指標となる。
執筆者:岩淵 義郎・浜田 盛久
参照項目:遠洋性堆積物
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…化学組成の一例を表に示す。(1)有孔虫軟泥foraminiferal ooze 最も典型的な石灰質軟泥で,古くからグロビゲリナ軟泥globigerina oozeという名で知られ,炭酸石灰を50~80%含むものが多い。この軟泥を62μm(250メッシュ)のふるいで水洗すると,網目上に残った部分はほとんど浮遊性有孔虫(グロビゲリナ超科)の殻であり,網目を通過した細粒部はコッコリス類の殻片を無数に含んでいる。…
…殻は薄い石灰質で,多くの小さい穴があり,その間より細長いとげを出している。死んで殻が中心となって海底に沈積したものをグロビゲリナ軟泥Globigerina oozeといい,大洋の水深2500~4500mの海底を覆っている。【今島 実】。…
…全海洋を通じて,暖・寒両水系の種群が赤道にほぼ平行な帯状に分かれて分布する。大洋底の約47%を占めるグロビゲリナ軟泥はこれら浮遊性有孔虫の遺骸で形成されている。一般に有孔虫の分布を規制する環境要因として,深度,水温,密度,光量,塩分,水素イオン濃度,酸素,栄養塩類,地形,距岸距離,底質,底生生物などが重視される。…
※「グロビゲリナ軟泥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...