日本大百科全書(ニッポニカ) 「タマエガイ」の意味・わかりやすい解説 タマエガイたまえがい / 玉江貝three area mussel[学] Musculus cupreus 軟体動物門二枚貝綱イガイ科の二枚貝。房総半島以南、九州および台湾に分布し、潮間帯付近の岩礁のカラスボヤやシロボヤなどの中にすむ。殻長30ミリメートル、殻高18ミリメートル、殻幅17ミリメートルに達する。やや薄質で卵形。殻表を3分するように、中央は平滑で前後両部には低い放射肋(ろく)がある。光沢の強い褐色の殻皮をかぶるが、中央は緑色を帯びることがある。内面は真珠光沢が強い。[奥谷喬司] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例