タリム河(読み)たりむがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タリム河」の意味・わかりやすい解説

タリム河
たりむがわ / 塔里木河

中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区南部、タリム盆地の北縁を流れる中国最大の内陸河川上流は天山山脈に発源地をもつアクス河とカラコルム山脈からのヤルカンド河、ホータン河からなり、アクス地区のアワト県内で合流、東流してバインゴル・モンゴル自治州のロプノール県県域南方で南東方向に転じ、チャルキリク北方のタイトマ湖に向かう。普通タリム河というのは三河川合流点以下の中流をさし、延長970キロメートル、ヤルカンド河の源流からは約2000キロメートルある。下流部は河道が不安定で、コンチ河に合流することもあったため、解放後タリム・ダムをつくって流路を固定、さらにロプノール県ティカンリクに大西ハイツ貯水池を設けて灌漑(かんがい)したため、下流は水のないことが多い。

[駒井正一]

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