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内陸河川 ナイリクカセン

デジタル大辞泉の解説

ないりく‐かせん【内陸河川】

内陸にあって、海に注がない川。多くは内陸湖に注ぎ、乾燥地帯では末無し川となるものもある。ボルガ川タリム川など。

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大辞林 第三版の解説

ないりくかせん【内陸河川】

内陸にあって、その河口が海洋に開いていない川。ボルガ川・タリム川・シルダリア・アムダリアなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

内陸河川
ないりくかせん
endoreic riverendorheic river

大陸の内部にあって外洋への流出口をもたずに内陸の盆地や湖に注ぐ川。砂漠のような乾燥地域では激しい蒸発と浸透により、流路が途中で消失して末無(すえなし)川となることもある。ワジwadiやアロヨarroyoはその例である。内陸河川の流域を内陸流域または内部流域という。普通、内陸砂漠の大部分は内陸流域に属する。湿潤地域では地殻変動によって盆地が形成されても、盆地の形成される以前からあった流路は先行河川となって周囲の地形的障壁を破って外海と通じることが可能であるが、乾燥地域では降水量が乏しいために、盆地が形成されると、以前の流路を維持して先行谷をつくるほど十分な流量がないので内陸河川になる。内陸河川の流入する湖は季節的な湖面積の変動が大きく、アフリカのチャド湖は雨期には約10万4000平方キロメートルもあるが、乾期には流入水がほとんどなくなるので約1万6000平方キロメートルに減少する。湖面積の小さな湖では蒸発によって湖水が消失することもある。日本には大規模な内陸河川はないが、オーストラリアでは、エア湖に流入する多くの河川のように、一時河川であっても乾燥のため流路が断たれている川のなかで、長さ1000キロメートルを超すものがある。カルスト地域、氷食地域でも内陸河川を生ずる。山茂美]

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