山川 世界史小辞典 改訂新版 「タンジャーヴール」の解説
タンジャーヴール
Thanjavur/Tanjore
南インドの都市。タミル・ナードゥ州中部のカーヴェーリ川沿いにあり,穀倉地帯に囲まれる。9~13世紀のチョーラ朝の都として栄え,ラージャラージャ1世が建立したシヴァ寺院(ブリハディーシュヴァラ寺院)が有名。やがてヴィジャヤナガル王国の支配下に入るが,16世紀後半以降は王国内の分権的諸勢力の拠点の一つとなった。17世紀後半にマラーター王国の領域となり,18世紀末にはイギリスの支配下に入った。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報