ターボル派(読み)ターボルは(その他表記)Táboři (Táborité)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ターボル派」の意味・わかりやすい解説

ターボル派
ターボルは
Táboři (Táborité)

フス教徒中,最も急進的な派。プラハ南方に要塞都市ターボルを築き,本拠地としたのでターボル派と呼ばれた。聖書の文言を唯一の基準とし,洗礼と聖体拝受以外の一切の秘跡を拒否,信徒の絶対的平等,財産の共有,聖職者,軍事指導者の選挙制,聖職者の妻帯の自由,チェコ語聖書の使用などを主張した。軍事指導者 J.ジシュカは「至福千年説」に傾いた極端派を退けたが,同時にカトリックとの妥協を受入れたウトラキスト (両形色論者 ) 派を攻撃し,内乱を誘発した (→フス戦争 ) 。大プロコプ,小プロコプら有能な指導者に率いられたターボル派軍は多くの勝利を収めたが,1434年リパニの戦いで敗れ,52年ターボルが陥落して壊滅した。

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