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両形色論者 りょうけいしょくろんしゃUtraquists

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

両形色論者
りょうけいしょくろんしゃ
Utraquists

ウトラキストとも呼ばれる。 15世紀ボヘミア地方にストジブロのヤコウベクらを中心にして宗教改革運動を起したフス派教徒。その名の由来は,救済には聖職者と同じく俗人もキリストの身体と血を象徴するパンとぶどう酒との聖体拝領を不可欠とする教義による。フス派内の急進派であるターボル派に対して穏健派と呼ばれ,フス戦争では両派ともに皇帝軍と戦ったが,バーゼル公会議 (1431) 後に作成された和平協定案をめぐって両派は対立,内戦へと発展。 1435年ターボル派をリパニの戦いで破り,翌年バーゼル協約でカトリック教会と和解した。 85年カトリック教会からの独立を認められたが,17世紀にはルター派の新両形色論者と呼ばれる人々によってその地位を奪われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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