だんべい(読み)ダンベイ

デジタル大辞泉 「だんべい」の意味・読み・例文・類語

だん‐べい

[連語]《「であるべし」の音変化。多く関東地方で用いる》だろう。「もう昼だんべい」→べい[助動]

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精選版 日本国語大辞典 「だんべい」の意味・読み・例文・類語

だん‐べい

  1. 〘 連語 〙 ( 「であるべし」の変化したもの。「だんべえ」とも ) 「だろう」の意の関東方言。
    1. [初出の実例]「堺町のめうぎといひしはこの人とかやきくなれば、我らていのあらくぜりにとかふいふもでぞこなひだんべいもしらねど」(出典:評判記・野郎大仏師(1667‐68)松嶋市之丞)
    2. 「お客様の弁当は、明日(あした)も持って来るんだんべいか」(出典田舎教師(1909)〈田山花袋〉三)

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