チェスキー-クルムロフ歴史地区(読み)チェスキークルムロフれきしちく

世界遺産詳解 の解説

チェスキークルムロフれきしちく【チェスキー-クルムロフ歴史地区】

1992年に登録されたチェコの世界遺産(文化遺産)。チェスキー・クルムロフは、首都プラハ南方、ヴルタヴァ(モルダウ)川沿いにある南ボヘミア州の小都市。この一帯はボヘミアの重要な通商路にあたり、南ボヘミアの貴族ヴィテーク家により町と城の建設が13世紀後半に始まった。やがて14世紀以降、手工業と商業が盛んになり、16世紀にはルネサンス様式の建物が数多く建築されて華麗な都市に変身した。1601年に神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が町の支配者になり、その後、多数のバロック様式の建築物が建設された。チェスキー・クルムロフ城は、14世紀以降300年間この町を領有したローザンブルク家の居城である。聖ヴィート聖堂は15世紀のフレスコ画を所蔵する教会である。旧市街には、このほか各時代の建築様式を今に残す歴史的建造物が多数残されており、美しい町並みを形成している。◇英名はHistoric Centre of Český Krumlov

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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