最新 地学事典 「チェルミジャイト」の解説
チェルミジャイト
tschermigite
化学組成(NH4)Al (SO4)2・12H2Oの鉱物。アンモニウム明ばんとも。立方晶系,空間群Pa3,格子定数a1.2215nm, 単位格子中4分子含む。結晶は八面体,吹出し物,繊維状の集合。無~白色,透明,ガラス~絹糸光沢。断口貝殻状。硬度1.5, 比重1.64。薄片では無色,光学的等方体。屈折率n1.457~1.459。水に可溶。NH4をKが置換したものがカリ明ばんで,固溶体をつくる。またAlをFe3+が置換するとローンクリーカイト(lonecreekite)。有機物に富む泥質岩,天然火災で燃えた褐炭層の吹出し物として産するほか,噴気孔などに昇華物としてもみられる。名称はチェコBohemiaの産地Tschermigに由来。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

