チェンチョウ地区(読み)チェンチョウ(その他表記)Chenzhou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェンチョウ地区」の意味・わかりやすい解説

チェンチョウ〔地区〕
チェンチョウ
Chenzhou

中国華中地方,フーナン (湖南) 省南東部の地区。行政中心地のチェンチョウ市とツーシン (資興) 市ほか7県から成る。東部はチヤンシー (江西) 省との境をなすルオシヤオ (羅霄) 山脈,南部はコワントン (広東) 省との境をなすナンリン (南嶺) 山地で,北部に標高 50~200mの丘陵地がある。中央をシヤン (湘) 江の支流レイ (耒) 水が流れる。盆地や広い谷が開け,稲作が盛んである。山地ではマツ類,スギ類の用材を産する。地下資源はツーシン市からヨンシン (永興) 県にかけてレイホー (耒河) 炭田があるほか,リンウー (臨武) 県のスズ,イーチャン (宜章) 県のスズ,亜鉛,鉛などがある。レイ水に沿ってチンコワン (京広) 鉄道が縦断し,道路網も発達している。人口 421万 2912 (1990) 。

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