チオシアヌル酸(読み)チオシアヌルサン

化学辞典 第2版 「チオシアヌル酸」の解説

チオシアヌル酸
チオシアヌルサン
thiocyanuric acid

1,3,5-triazine-2,4,6-tritiol.C3H3N3S3(177.28).塩化シアヌルに過剰硫化ナトリウムを作用させてつくる.融点300 ℃ 以上.熱ピリジン,熱セロソルブに可溶,ほかの熱有機溶媒に難溶.写真用乳化剤,天然ゴムの加硫添加剤に用いられる.[CAS 638-16-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android