三塩化シアヌル(読み)サンエンカシアヌル

化学辞典 第2版 「三塩化シアヌル」の解説

三塩化シアヌル
サンエンカシアヌル
cyanuric chloride

2,4,6-trichloro-1,3,5-triazine.C3Cl3N3(184.41).塩化シアンの三量化あるいは五塩化リンによるシアヌル酸の塩素化でつくられる.催涙性の白色固体で,C-N約1.37 Å の平面六角形型構造をもつ.融点146 ℃,沸点190 ℃.密度1.32 g cm-3.ジオキサン,クロロホルムアセトンに可溶.水で加水分解してシアヌル酸に,アルコラートと反応してシアヌル酸エステルに,アンモニアと反応してメラミンになる.染料殺虫剤除草剤殺菌剤合成樹脂火薬,そのほか合成に用いられる.[CAS 108-77-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む