過剰(読み)かじょう(英語表記)excès(仏)

  • かじょう クヮ‥
  • かじょう〔クワ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

この言葉は,適当な分量程度を超えているという一般的意味から,蕩 (とう) ,呪われた部分とともに,ジョルジュ・バタイユによって経済学用語として提出された。だが,この経済学は,生産,分配蓄積における効率を論じる伝統的な合理主義のそれを限定経済学と呼んで,自らをこれとは全く異なった消費の概念基盤とした普遍経済学として規定している。すなわち,地球上の生命のあらゆる活動は,太陽光線による生命の沸騰として表出された過剰エネルギーの運動であるとするもので,生物や人間にとって根本的な問題を突き付けているのは,限定経済学が前提としている (もの) の必要性ではなく,その反対たる過剰,ぜいたくさであるとする。財や人間をもっぱら有用な事物とみなし,生命や死を等閑視し,経済活動の主体を排除した通常の経済学の枠組みを転倒させようとする思想の出発点とみなされる。

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デジタル大辞泉の解説

[名・形動]必要な程度や数量を越えて多いこと。ありあまること。また、そのさま。「過剰な生産物」「自信過剰
[派生]かじょうさ[名]

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大辞林 第三版の解説

名 ・形動 [文] ナリ 
適当な分量や程度を超えていること。多すぎること。また、そのさま。 -な供給 自意識-

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (形動) 一定の数量以上に余分のあること。多すぎること。あり余ること。また、そのさま。
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二「肺臓に於て血中過剰の炭素と親和して又これを吐出すに由るものなれば」

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