チオーネ兄弟(読み)チオーネきょうだい

改訂新版 世界大百科事典 「チオーネ兄弟」の意味・わかりやすい解説

チオーネ兄弟 (チオーネきょうだい)

14世紀中葉から末に活動したイタリアの画家兄弟で,画家オルカーニャ(本名アンドレア・ディ・チオーネAndrea di Cione)の弟。ともに生没年不詳。両者とも兄の協力者であり,かつその様式を受け継いだ。ナルドNardo di Cioneは画風のうえでオルカーニャほどの厳しさに欠けるが,フィレンツェのサンタ・マリア・ノベラ教会にあるストロッツィ礼拝堂の壁画で,マーソ・ディ・バンコMaso di Bancoやシエナ派の影響を受けた甘美な肉付け法や,色彩と溶け合う柔らかい明暗法を交えた優雅な様式を展開している。ヤコポJacopo di Cioneは3兄弟のうちで最も年少で,オルカーニャの〈マタイ祭壇画〉を引き継ぎ完成させ,後期の作品ではナルドの様式に近づいている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 生田

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む