ちっくり(読み)チックリ

デジタル大辞泉 「ちっくり」の意味・読み・例文・類語

ちっくり

[副]ちょっと。すこし。
びんが―縮んだ」〈浄・丹波与作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちっくり」の意味・読み・例文・類語

ちっくり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) わずかな程度であるさまを表わす語。すこし。ちょっぴり。
    1. [初出の実例]「天地の中に一物ちゃっと生ぜり。此かたち葦のちっくりときざしたるが如し」(出典:天理本日本書紀抄(1527)上)
    2. 「おれがのもちっくりながい」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)初)
  2. [ 2 ] ( 形動 ) 小さいさま。小柄なさま。
    1. [初出の実例]「五尺に足らぬちっくり法印」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)四)

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