デジタル大辞泉 「五尺」の意味・読み・例文・類語 ご‐しゃく【五尺】 1 1尺の5倍。約151.5センチ。2 5尺の高さの屏風びょうぶ。3 荷船の舳先へさきに最も近い船室。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「五尺」の意味・読み・例文・類語 ご‐しゃく【五尺】 〘 名詞 〙① 一尺の五倍。約一五〇センチメートル。→尺。[初出の実例]「我、身を受くること唯五尺余有りとは、五尺とは五趣の因果なり」(出典:日本霊異記(810‐824)下)② ①の高さの屏風。[初出の実例]「御屏風などの骨などにも、皆螺鈿、蒔絵をせさせ給へり、五尺には本文を書かせ給へり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)御裳着)③ ( 「ごしゃくてぬぐい(五尺手拭)」の略 ) 人形浄瑠璃社会の隠語。てぬぐいのこと。④ ( 中国の周代に八寸を一尺とした長さに基づいていう ) 身長の低いこと。⑤ 江戸中期以後、全国的に普及した弁才(べざい)系荷船の船首両舷に設ける取外し式舷側構成材。船首みよしから表垣立までの間に、三~四本の角材と同数の幅の狭い板とを交互に重ねて組み立てるもので、千石積荷船で高さ三尺(約一メートル)ぐらい。[初出の実例]「おもて五尺板を以て梶羽板に打付」(出典:無人島漂流記(1798)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例