ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャオチン特別市」の意味・わかりやすい解説 チャオチン(肇慶)〔特別市〕チャオチンZhaoqing 中国華南地方,コワントン (広東) 省中央西部,チュー (珠) 江水系のシー (西) 江にのぞむ商工業都市。2区と 10県から成る。シー江水運の要地で,上流のウーチョウ (梧州) 市,下流のチヤンメン (江門) 市に通じる定期航路がある。市域のほとんどは 500~1000mの丘陵地帯で,木材,竹材,つばき油などを産する。東部はシー江とペイ (北) 江の合流点周辺の低地で,かつては沼沢地であったが,堤防や排水路,貯水池が建設されて,水田とサトウキビ畑が広がる。西方のトーチン (徳慶) 県 (古くは端渓県) は端渓の名で知られる硯石の産地である。精米,製粉などの食品加工,肥料,機械,造船などの工業が発達している。付近には景勝地が多く,チーシン (七星) 岩,ティンフー (鼎湖) 山,シー江の刻むリンヤン (羚羊) 峡などがある。人口 526万 1749,うち市区人口 35万 5190 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by