チャネル波(読み)チャネルは

最新 地学事典 「チャネル波」の解説

チャネルは
チャネル波

channel wave

B.Guten-berg(1954)は,地殻内とマントル上部にそれぞれ一つずつの低速度層があることを主張したが,同時にこのような層が,地震波をその中に閉じ込めて,それほどの減衰なしにかなり遠くまで伝える道案内の役を務めうることを予想した。その後,Lg, Rg, Li, Sa, Paなどの特殊な波群が次々に発見されるに及んで,M.BåthやI.Lehmannといった研究者も,これらの波がまさしくそれだと考え,これらの波を総称してチャネル波とか導波(guided wave)と呼ぶようになった。またGutenbergは,遠距離でかなり大きな振幅で観測されるは地殻内の低速度層にガイドされたチャネル波と考えるべきだともいっている。一方,コンピューターの発達で多層構造モデルに基づいた高次表面波分散曲線がいろいろと計算されるようになって,これらのチャネル波と呼ばれる波は,実はこれらの高次モードの表面波の重ね合せで説明できるという解釈が有力になってきた。参考文献M.Båth(1956) Annali di Geofisica, Vol.9:411

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参照項目:屈折波

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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