チャープパルス増幅法(読み)チャープパルスゾウフクホウ

デジタル大辞泉 「チャープパルス増幅法」の意味・読み・例文・類語

チャープパルス‐ぞうふくほう〔‐ゾウフクハフ〕【チャープパルス増幅法】

出力レーザーから高強度超短パルスレーザーを得る手法。通常、レーザーの出力を高めるには光増幅器が用いられるが、限界出力があるため、その上限を超えて増幅することはできない。そこで、低出力の短いパルス幅のレーザーを回折格子などで引き伸ばして光増幅器で増幅し、ふたたび回折格子でパルス幅を圧縮することで、限界出力の1万倍を超える強度をもつ短パルスのレーザーを出力することが可能となる。CPA(chirped pulse amplification)。
[補説]1985年、フランスのG=ムルカナダのD=ストリックランドが開発。同業績により、2018年にノーベル物理学賞を受賞した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む