チョウ・ジョウ・おどる・あでやか・かがい

普及版 字通 の解説


17画

[字音] チョウ(テウ)・ジョウ(デウ)
[字訓] おどる・あでやか・かがい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(てき)。(ちようじよう)・糶(ちよう)の声がある。〔説文〕十二下に「直好の皃なり」、また「一に曰く、(でう)なり」とあり、字条に「擾(みだ)れて戲弄するなり」とあって、その字はまた嬲に作る。は歌垣に歌舞すること。左思の〔魏都の賦〕に「或いは發にして歌す」、その〔李善注〕に「巴子、謳歌して相ひ引牽し、手をねて跳歌するなり」とあり、巴蜀より西南アジアの広い地域にわたって、のちまでもその俗が盛んであった。〔万葉〕では「かがひ」に「歌」「歌會」の字をあて、「かがふ歌(かがひ)に」のようにいう。

[訓義]
1. おどる、あでやかにおどる。
2. あでやか、うつくしい。
3. かがい。
4. とりかえる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 不介留(ふける)、、己乃牟(このむ)、、祢加不(ねがふ) 〔名義抄 ネガフ・コノム・フケル 〔立〕 フケル・コノム 〔字鏡集〕 コノム・ユク・ムキカヘル

[語系]
dykは同声。(躍)jikも声が近い。は鳥が羽をあげる形、は人が手をあげ、または足をあげて踊ることをいう。そのようにして歌舞することをという。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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