チョウセンイタチ(その他表記)Mustela sibirica; yellow weasel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョウセンイタチ」の意味・わかりやすい解説

チョウセンイタチ
Mustela sibirica; yellow weasel

食肉目イタチ科。体長は雄が 32~40cm,雌が 25~28cm。体は細長く,四肢は短い。背面褐色で,口のまわりは白っぽい。イタチより黄色みが強く,赤みが弱い。朝鮮半島対馬に分布するが,1930年に日本本土にも移入され,現在では関西地方中心に分布域を広げている。

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世界大百科事典(旧版)内のチョウセンイタチの言及

【イタチ(鼬)】より

…上記2種は同一種とされることもあり,ニホンイタチは本来の分布地である本州,四国,九州,壱岐のほか,北海道およびサハリンに移入されている。タイリクイタチはチョウセンイタチとも呼ばれ,ロシアのシベリア,ウラル地方など,朝鮮半島,中国,台湾,インドのカシミール,ミャンマー,インドネシアに分布する。本州の関西,四国,九州などでは移入されたものが野生化し,ニホンイタチを駆逐して分布を広げつつある。…

※「チョウセンイタチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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