デジタル大辞泉 「チョガザンビール」の意味・読み・例文・類語 チョガ‐ザンビール(Choghā Zanbīl) イラン南西部にある古代エラム王国の遺跡。現在のフーゼスターン州の都市シューシュの南東約40キロメートルに位置する。紀元前13世紀、エラム王国のウンタッシュガル王が首都スーサの南方に建設した聖地。5層のジッグラトを中心に、神殿や王の墓があり、周囲を二重の城壁が囲んでいる。1935年、油田調査の際に偶然発見された。1979年、世界遺産(文化遺産)に登録。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界遺産詳解 「チョガザンビール」の解説 チョガザンビール【チョガ-ザンビール】 1979年に登録されたイランの世界遺産(文化遺産)。フゼスターン州に位置する都市遺跡で、紀元前13~前11世紀に繁栄した。エラム王国のウンタシュ・ガル国王が、首都スーサの南に建設し、聖都として崇められるようになって首都を守護する役割を果たした。焼成レンガと日干しレンガで造られた聖塔(ジッグラト)などが残されている。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はTchogha Zanbil 出典 講談社世界遺産詳解について 情報