日本大百科全書(ニッポニカ) 「チョモ・レンゾー山」の意味・わかりやすい解説 チョモ・レンゾー山ちょもれんぞーさんChomo Lönzo ネパール・ヒマラヤ山脈、マカルー山の北東約3キロメートルの山稜(さんりょう)上にそびえる山。標高7790メートル。1921年イギリスのエベレスト遠征隊がこの山麓(さんろく)を通ってエベレスト山に入ったため、古くから知られていた。しかし、中国(チベット)領内にある関係で、第二次世界大戦後は入国がむずかしく、1954年10月フランス隊は越境して初登頂を果たした。ただしこの公表はしばらく内密とされた。[金子史朗] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例