チレニア階(読み)チレニアかい

最新 地学事典 「チレニア階」の解説

チレニアかい
チレニア階

Tyrrhenian Stage

イタリア南部の海成上部更新統およびそれと同時代と考えられる海成段丘。元来はシチリア島の後Sicilian海成層に対する地層名で,イタリア半島~サルジニア島間のチレニア海に由来。A.Issel(1914)命名。模式地のシチリア島北岸では,標高3~15mに分布する石灰質砂・礫層。貝化石が多く,熱帯西アフリカ沿岸に現生する巻貝Strombus buboniusを含むことで有名。別名Strombus層。最終間氷期(酸素同位体ステージ5)の堆積物とされる。チレニア段丘と呼ばれるものは,シチリア島では標高3~15m。地中海全域をみると,チレニア段丘ⅠとⅡ(Tyrrhenian Ⅰ・Ⅱ)に分けられ,Ⅰは30~40m, Ⅱは5~20m(F.E.Zeuner, 1956)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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