チーハ(読み)ちーは

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チーハ」の意味・わかりやすい解説

チーハ
ちーは / 一八

賭(か)け事の一種字華とも書き、チーパともいう。胴元が、筋紙(すじがみ)という二字ずつの漢字36組が書かれている紙と、五字ずつ二行か四字二行の漢字が書かれている附和(ふわ)という紙を、広く客(参加者)に配り、客は適当に賭け金を払って、附和をヒントにして筋紙の中の胴元が伏せている一組の数字を当てる。当たれば胴元が客に賭け金の30倍を支払うが、筋紙などを配る運送(うんそう)(関西では蟻走(ぎそう))手数料として賭け金の2倍を引かれるので、客は実際には28倍を受け取ることになる。中国に始まり、明治初期に日本に伝えられ、初めは横浜や神戸の中国人が胴元になって、ひそかに行われていた。その後東京、大阪を中心に、明治から大正の初めにかけて流行し、法律的に、富籤(とみくじ)か賭博(とばく)かで論議されたが、1902年(明治35)2月、当時の大審院は賭博行為とする判例を示している。現在は「花会(ホワホエ)」と称してインドネシアあたりで行われているにすぎない。

[倉茂貞助]

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