つい通り(読み)ツイトオリ

デジタル大辞泉 「つい通り」の意味・読み・例文・類語

つい‐とおり〔‐とほり〕【つい通り】

[名・形動]普通であること。また、そのさま。なみ。ひととおり。
「―な、然も適切なことを云って」〈鏡花婦系図

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「つい通り」の意味・読み・例文・類語

つい‐とおり‥とほり【つい通】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 普通であること。なみであること。また、そのさま。ひととおり。世間なみ。ついっとおり。
    1. [初出の実例]「終常如く吹て留也。当世不之、つひとをりの説は用なり」(出典体源鈔(1512)一二本)
    2. 「此処で、つい通りな、然も適切なことを云って、部屋へ入ると」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android