現代外国人名録2016 「ツォンダオリー」の解説
ツォンダオ リー
李 政道
Tsung-dao Lee
- 職業・肩書
- 理論物理学者 コロンビア大学名誉教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1926年11月25日
- 出生地
- 中国・上海
- 学歴
- 浙江大学卒,西南連合大学卒
- 学位
- 理学博士(シカゴ大学)〔1950年〕
- 資格
- 米国科学アカデミー会員
- 勲章褒章
- 旭日重光章(日本)〔2006年〕
- 受賞
- ノーベル物理学賞〔1957年〕,アインシュタイン賞〔1957年〕
- 経歴
- 1946年に渡米し、’50年にシカゴ大学で学位を取得したあと、カリフォルニア大学バークレー校とプリンストン高等研究所で研究。’53年にコロンビア大学助教授、’55年準教授、’56年教授。同年チェンニン・ヤン(楊振寧)と協力して素粒子、統計力学などの研究を行い、素粒子間に弱い相互作用が働くとき「パリティ(偶奇性)保存の法則」が破れる可能性があることを発表、’57年30歳の若さでノーベル物理学賞を共同受賞する。その後’60〜63年プリンストン高等研究所教授を務めたあとコロンビア大学に戻り、’64年エンリコ・フェルミ物理学教授、’84年コロンビア大学教授、2012年名誉教授。この間、1962年米国に帰化。’74年中国に里帰りし、毛沢東と会見した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報