ツクリタケ(読み)ツクリタケ(その他表記)Agaricus bisporus; mushroom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツクリタケ」の意味・わかりやすい解説

ツクリタケ(作茸)
ツクリタケ
Agaricus bisporus; mushroom

一般に,セイヨウマツタケマッシュルームシャンピニオンという。担子菌類ハラタケ目ハラタケ科。栽培種であるが,まれに自生する。傘は径8~11cmで丸山形,うしろに開いて平らになる。表面白色ないし淡褐色,ひだは初め桃色,のちに紫褐色,胞子紋は暗紫褐色。湿ったところに馬糞,わらで床をつくって栽培し,食用にする。このキノコはハラタケに最も近いが,担子胞子担子器に2個ずつできる点で異なる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のツクリタケの言及

【マッシュルーム】より

…キノコを意味する英語だが,日本では西洋料理に使われる白い栽培のツクリタケAgaricus bisporus (J.Lange) Pilát(イラスト)をさす。同様にフランス語のシャンピニョンchampignonも広くキノコを意味するのであるが,日本ではツクリタケのみをシャンピニョンと呼んでいる。…

※「ツクリタケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む