つつじヶ丘横穴群(読み)つつじがおかよこあなぐん

日本歴史地名大系 「つつじヶ丘横穴群」の解説

つつじヶ丘横穴群
つつじがおかよこあなぐん

[現在地名]熊本市黒髪七丁目

熊本平野のたつ(龍田山)の南東部には多くの支谷が開析されており、当横穴群はそのような谷の一つにある。一帯しら川の中流域にあたり、堆積した阿蘇溶結凝灰岩の崖面に横穴群が形成される。当横穴群と直接関連をもち、谷を隔てて位置する浦山うらやま横穴群は、昭和三九年(一九六四)発掘が行われ、二群の墓道を共有する横穴が調査されている。つつじヶ丘横穴群はマンション建設に先立ち、平成二年(一九九〇)から同一二年にかけて発掘調査が行われた。

調査の結果、横穴はA−S群とよぶ一八群(f群は欠)、計四八基が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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