ツンツ（英語表記）Leopold Zunz

改訂新版　世界大百科事典

ツンツ
Leopold Zunz
生没年：1794-1886

ドイツ系ユダヤ人で，近代ユダヤ学の基礎を築いた代表的学者。当初H.ハイネらとベルリンにユダヤ人文化学術連盟を設立，ユダヤ文学史の研究に打ちこみ，その学殖は今日も範とされる。同時にユダヤ人解放と自由思想のために闘い，ユダヤ教の正統派と改革派調停役も務め，広くヨーロッパ人としての人格・力量を示した。主著に《ユダヤ人の礼拝講演集》（1832），《中世シナゴーグの詩文》（1855），《シナゴーグ詩文の文学史》（1866）などがある。
執筆者：山下 肇

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

367日誕生日大事典

ツンツ

生年月日:1794年8月10日
ユダヤ人の学者
1886年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」