ティルトロータ(その他表記)tilt-rotor

翻訳|tilt-rotor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティルトロータ」の意味・わかりやすい解説

ティルトロータ
tilt-rotor

固定翼の両端に回転翼 (ロータ) を取り付け,ヘリコプタのように垂直に離陸したのち,前進速度をつけながら徐々に回転翼を前傾させ,最後は回転翼をプロペラのように使いながら固定翼機として飛ぶことのできる航空機。したがってヘリコプタとターボプロップ機の両方の特性をもち,垂直離着陸やホバリングが可能で,なおかつ巡航速度が速く,航続距離も長い。ティルトロータ機はアメリカ合衆国のベル・ヘリコプタが長年にわたって開発を続け,20世紀末ようやく実用段階に達した。アメリカ海兵隊とアメリカ空軍向けのベル/ボーイングV-22オスプレイがそれで,ボーイングとの共同開発によって 2005年実用機の引き渡しが始まった。また民間向けの BA609 (9人乗り) はベルとイタリアのアグスタウェストランドが共同開発,2003年テスト飛行を開始した。

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