アグスタウェストランド(その他表記)AgustaWestland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アグスタウェストランド」の意味・わかりやすい解説

アグスタウェストランド
AgustaWestland

イタリアヘリコプタ・メーカー。 1907年ジョバンニ・アグスタによって設立,ミラノ近郊のカッシナコスタに拠点を置いて,飛行機の設計と製造を始めた。 1957年アメリカ合衆国企業ベルとの契約により AB47小型ヘリコプタのライセンス生産を開始,シコルスキーバートルのヘリコプタについても同様のライセンス生産を行ない技術的な実力を蓄えた。その結果 1971年,独自の A109双発タービン・ヘリコプタの初飛行に成功,1983年にはヨーロッパ初の攻撃ヘリコプタ A129マングスタを送り出した。 1981年からはイギリスのウェストランドと共同で総重量 15tの EH-101大型3発機の開発にかかり,1985年からはフランス,ドイツ,オランダと組んで NH90双発機の開発に着手した。 EH-101は 2005年 US101(VH-71A)としてアメリカ大統領専用機にも選定された。また 2003年には独自の中型機 AB139も生産に入った。アメリカのベルとの間では民間向けティルトロータ BA609の共同開発を手がける。 2001年イギリスのウェストランドと合併し,現社名となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む