化学辞典 第2版 の解説
テトラアルキルアンモニウム化合物
テトラアルキルアンモニウムカゴウブツ
tetraalkylammonium compound
第四級アンモニウム化合物の一つ.一般式[R4N]+ X-で表される第四級アンモニウム化合物のうち,Rがアルキル基のものをいう.第三級アミンにハロゲン化アルキルを作用させてつくる.一般に,白色の固体.吸湿性で水に易溶.無機アンモニウム塩によく似た性質を示す.界面活性剤で強い殺菌力をもち,炭素数12前後の長鎖アルキル基をもつものが,殺菌剤,消毒剤,相間移動触媒として用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報