テングノシャモジ(読み)テングノシャモジ(英語表記)Trichoglossum rotundiforme

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テングノシャモジ」の意味・わかりやすい解説

テングノシャモジ(天狗の杓文字)
テングノシャモジ
Trichoglossum rotundiforme

子嚢菌類ビョウタケ目テングノメシガイ科。秋に林下に生じ,高さ4~6cmの小型のキノコ子実体は黒く肉質で,径 2mmばかりの円柱形の柄部と,その頂の径 10~13mm,厚さ 1.5mmほどの円盤状の頭部より成る。この頭部の全面に子実層が発達し,先が太くなりやや湾曲した側糸と長紡錘形の子嚢を生じる。また暗褐色,長短いろいろの刺毛も散生し,子実層の表面に突出する。胞子線形褐色で3~5有節。日本特産とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android