てんぽ酒(読み)テンポザケ

デジタル大辞泉 「てんぽ酒」の意味・読み・例文・類語

てんぽ‐ざけ【てんぽ酒】

むやみに飲む酒。やけ酒。
「酒を飲むにも色々が有。色もなう飲むを―」〈伎・壬生大念仏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「てんぽ酒」の意味・読み・例文・類語

てんぽ‐ざけ【てんぽ酒】

  1. 〘 名詞 〙 やけくそに飲む酒。やけ酒。また、無粋な飲酒
    1. [初出の実例]「色もなふ飲むをてんぽ酒、我は飲まね共、人に強いられて飲むを、けしき酒と云」(出典:歌舞伎・傾城壬生大念仏(1702)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android