ディオバン研究論文不正

共同通信ニュース用語解説 「ディオバン研究論文不正」の解説

ディオバン研究論文不正

製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤ディオバンが、他の降圧剤よりも脳卒中狭心症を大幅に減らせるとした京都府立医大などの臨床研究論文で、データ操作の疑いが2012年に浮上し、論文が撤回された。ノ社元社員の白橋伸雄しらはし・のぶお被告がデータ解析を担当。ノ社は研究を実施した5大学に総額約11億円の奨学寄付金を提供し、ディオバンに有利な内容の研究論文を販売促進に利用していた。ディオバンの売上高は1兆円を超えた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android