脳血管の病的過程により急激に意識障害と運動麻痺をきたしたものをいい,単に卒中apoplexyともいう。したがって脳卒中は一つの症候群であり疾患名ではない。脳血管障害では意識障害や運動麻痺を必ずしも示すとは限らないが,広義に解釈して急性型の脳血管障害という意味で用いることも多い。また,中風(ちゆうふう)/(ちゆうぶう)または中気という言葉が脳卒中と同義に用いられることもあるが,一般には,卒中発作後,後遺症として半身不随(片麻痺)などの運動麻痺を残した状態をいうことが多い。
(1)脳出血(脳溢血(のういつけつ)),(2)脳梗塞(のうこうそく),(3)くも膜下出血,(4)高血圧性脳症などがある。脳出血は脳における急激な出血をいい,脳梗塞は脳動脈の狭窄や閉塞のために,その動脈に栄養される領域の脳組織が壊死におちいったものである。くも膜下出血は,くも膜下腔に及ぶ出血であり,高血圧性脳症は,著しい血圧の上昇により循環障害や浮腫を生じ,これによる精神・神経症状が出現したものをいう。
脳卒中は,日本における死亡原因としては悪性新生物(癌),心疾患と並んで多いものであり,他の先進諸国と比べて高い死亡率を示している。かつては脳出血による死亡のほうが脳梗塞によるものよりも圧倒的に多かったが,おもに脳梗塞の増加により1975年を境に逆転しており,症例数をみれば脳梗塞のほうがはるかに多い。この理由として,脳卒中に対する診断技術の向上と普及,血圧の管理が行き届いてきたこと,食生活の変化,人口の高齢化などがあげられる。くも膜下出血は軽度の増加傾向を示し,脳卒中の5~10%を占める。一方,高血圧性脳症は現在ではまれである。日本における脳卒中死亡率を地域的にみると,東北地方を中心とした東日本で高く,西日本で低いことが注目される。また都市で低く,農村で高い。脳卒中をおこしやすい要因としては高血圧がとくに重要である。そのほかに高齢,多量の飲酒習慣,脳卒中の家族歴,異常心電図,眼底異常,喫煙,糖尿病などがあげられる。
(1)脳出血はさまざまな原因でおこるが,最も多いものは高血圧性脳内出血であり,血管がもろくなったところに高血圧が加わって破れると考えられている。そのほかに血液疾患などで出血しやすい状態,脳腫瘍内への出血,動脈瘤,外傷,続発性脳幹出血,脳動静脈の炎症性疾患などでもおこりうる。(2)脳梗塞は,(a)アテローム硬化を伴う脳血栓症,(b)脳塞栓症,(c)他の原因による脳梗塞,(d)原因不明の脳梗塞,に大きく分けられる。(a)は頸動脈や脳動脈にアテローム硬化をきたし,その部に凝血塊(血栓)を生じるものである。(b)は心臓その他の部位に生じた血栓がはがれて血流を介して移動し,脳の動脈を詰まらせるためにおこることが多い。血栓以外に脂肪,空気,腫瘍なども塞栓となりうる。(c)の原因としては脳静脈血栓,全身性低血圧,動脈撮影の合併症,動脈炎,血液疾患,解離性大動脈瘤などが知られている。(3)くも膜下出血は特発性のものと,外傷や脳出血などで二次的におこるもの,血液疾患や膠原(こうげん)病などに伴うものがある。特発性のものでは動脈瘤の破裂によるものが最も多く,動静脈奇形によるものもある。(4)高血圧性脳症は急激に血圧が上昇し,脳浮腫を生じたためにおこると考えられている。
(1)脳出血は突然頭痛,めまい,嘔吐などをもって始まり,意識は障害され失禁や痙攣(けいれん)などをきたすことが多い。発作は活動中に多く,冬季に多い。大脳半球内の出血では基底核部に出血するいわゆる外側型が多く,視床部に出血するいわゆる内側型がこれに次ぐ。運動機能をつかさどる経路ならびに知覚を伝える経路は,大脳半球内の内包を通っているが,これらはいずれも下位では交差して反対側に分布している。そのため大脳半球内の病変では反対側の半身麻痺(片麻痺)と知覚異常を呈する。さらに左右の眼球が病変側を向くことも多く(共同偏視),半盲,失語,失行,失認などをみることもある。内側型では麻痺に比べて知覚異常の程度が強く,左右の眼球が下内方へ向き,一般に意識障害が強いことが特徴である。小脳出血の場合は激しいめまいと嘔吐があり,当初は意識は比較的保たれている。一定の体位をとり,体を動かされることをきらう。進行すれば意識障害は増悪する。橋(きよう)出血では急激に昏睡におちいり死亡することが多い。四肢麻痺,痙攣,呼吸異常などの自律神経症状,瞳孔の縮小などがみられる。
(2)脳梗塞は壊死におちいった部分の障害による神経症状が主であり,意識障害は比較的軽い。頭痛も少なく軽度であり,嘔吐も少ない。アテローム硬化を伴う脳血栓症は,前駆症状として一過性脳虚血発作を伴い,症状が段階的に進んでいくことが多い。高齢者に多く,高血圧や糖尿病の合併が多い。脳塞栓症は前駆症状はないことが多く,急激に発症する。年齢や高血圧とは無関係である。脳梗塞の神経症状としては,内頸動脈系の閉塞では病変と反対側の半身運動麻痺と知覚異常がみられることが多い。半盲,痙攣などをみることもある。知能障害や失語,失行,失認といった高次大脳機能の障害もおこりうる。一方,椎骨脳底動脈系の閉塞では視力障害,小脳性失調,不随意運動やさまざまの脳神経障害を生ずる。とくに脳幹部の障害では,病変側へ分布する脳神経と反対側の運動機能をつかさどる経路である錐体路が同時に障害されるため,交代性片麻痺といわれる特徴ある病像を呈する。
(3)くも膜下出血は突然激しい頭痛をもって始まることが特徴である。発作以前に動脈瘤による圧迫症状として動眼神経麻痺(瞳孔が開いたり眼球運動が障害される)や視野・視力の障害,痙攣などがおこることがある。意識障害は多くは一過性で軽度のことが多く,ない場合もある。昏睡におちいった場合はきわめて予後が悪い。頂部硬直(うなじの部分を屈曲させようとすると抵抗がある)やケルニヒ徴候などの髄膜刺激症状がみられる。興奮などの精神症状や半身麻痺などを呈することもある。
(4)高血圧性脳症では頭痛,痙攣,意識障害,精神症状を呈し,半身麻痺などを伴うこともある。
以上述べた臨床症状に基づいて診断するが,脳コンピューター断層撮影はきわめて有用なものであり,出血部は高吸収域として,梗塞部は低吸収域としてとらえられる。くも膜下出血では髄液に血液が混ざり,血性であることが重要な決め手であり,動脈瘤,動静脈奇形などの発見のために脳血管撮影を行う。
脳出血では約70%が死亡するといわれており,死亡例の大多数は発作後2週間以内に死亡している。脳梗塞は脳出血と比べ死亡率20~30%と低い。くも膜下出血は再発をおこしやすく,内科的治療法のみでは死亡率はきわめて高い。発作後1~2週以内に再発することが多く,なるべく早く外科手術を行うべきである。後遺症の予後は障害された部位による。半身麻痺については,6ヵ月を過ぎても残るものは回復の見込みが少ない。知覚異常や失語症などは1年以上かけてよくなることがある。
執筆者:楠 進
発作直後は安静を保ち頭を低くする。嘔吐のある場合は麻痺側を上にして横臥させる。昏睡状態や嘔吐の激しい患者などで症状が目に見えて悪化している場合には移送をひとまず見合わせるが,なるべく早期に設備の整った病院へ入院させることを原則とする。呼吸気道の確保は最も重要であり,必要に応じて気管切開や酸素吸入を行う。輸液や栄養補給を行い,感染の予防に気をつける。脳浮腫に対してはグリセリンや副腎皮質ステロイドを用いる。脳出血,くも膜下出血,高血圧性脳症で著しい高血圧を示す場合には降圧剤を使用する。脳梗塞の場合は原則として初期には降圧剤は使用しない。脳梗塞では抗凝血薬,血栓溶解剤や脳血管拡張剤などを用いることがある。外科的療法は近年著しい進歩をとげたが,なかでも脳動脈瘤や脳動静脈奇形によるくも膜下出血については手術が最適の治療法である。また小脳出血にも手術療法が行われる。
脳卒中では,ともすると長期の安静臥床を招きやすいが,運動麻痺をきたしながら,早期のリハビリテーション訓練により歩行が可能になる例が多いので,適切な初期リハビリテーションはきわめて重要である。近年は脳外科手術を含む集中治療方式により,脳卒中の急性期の死亡を減少させるのにかなり効果をあげているけれども,長期臥床患者の原因疾患を調べるとやはり脳卒中が最も多い。この場合,すでに述べたように半身麻痺のほか,失語症,視野の異常や聴覚障害,その他場合により失認や失行を伴うこともある。これらの症状に対しても,言語治療やその他のリハビリテーション訓練が行われ,患者の日常生活動作がある程度改善されることがある。脳卒中が再発すると運動障害が一般に重症である。
脳血管障害を有する患者の多くには高血圧の合併が認められ,心疾患,糖尿病,痛風などを伴うことも少なくないので,全身的管理を必要とする。若年者であれば,損傷部を補う脳の働きを期待でき,社会に復帰して再び職業に就くことをリハビリテーションのゴールとすることも可能であり,また患者自身にも意欲がうかがえる。しかし高齢患者の場合,脳卒中による身体機能障害からの回復も遅いうえに,家庭に戻って逃避的傾向が助長され臥床時間が長くなると運動機能が再び低下してしまうことが多い。このような人々に対して最近,家庭訪問による看護やリハビリテーション訓練,指導が実施されるようになってきた。したがって脳卒中患者に対しては,急性期の救命処置から慢性期の社会的・心理的援助までを含む,多面的チーム医療が行われるべきであろう。
→蜘蛛(くも)膜下出血 →高血圧性脳症 →脳梗塞 →脳内出血
執筆者:楠 進+岩倉 博光
英語では卒中のことをapoplexyというが,これはギリシア語apoplēssein(〈たおす〉の意)から派生した語で,古代ギリシアにもこうした病気があったことがわかる。ヒッポクラテスは,脳の損傷部の反対側の身体に麻痺や痙攣がおこり,40~60歳代にかかりやすいと述べている。アレタイオスは神経交叉(こうさ)と半身不随について論じ,ガレノスはこれを臨床的に観察した。中国の最古の医書《黄帝内経(こうていだいけい)》では,この病気は〈邪風に中(あた)り,撃仆(うちたおれ)偏枯(半身不随)となる〉と記されており,はじめ〈中風〉と呼ばれ,のちには〈中気〉とも呼ばれ,また〈風病〉ともいわれた。これは,脳卒中が外的因子の風によっておこるという考えと,内的因子の気によっておこるという二つの考えがあったからである。日本最古の医書《医心方》は前者の考えを,また中世の医家たちは後者の内因説を重視した。ヨーロッパでは解剖学の発達にともない,18世紀イタリアのモルガーニが病理解剖学的に脳卒中を明らかにした。
日本では,平安末の絵巻《病草紙(やまいのそうし)》の巻頭に描かれた〈風病(ふびよう)の男〉は,〈ひとみつねにゆるぎ,ふるひわななく〉という詞書(ことばがき)とその描写からみて,眼球振盪,口渇,半身不随の症候を示した脳卒中と考えられる。江戸時代になると医師の香月牛山や香川修徳たちが中風について詳細に観察しており,貝原益軒も《養生訓》で最も詳しくとりあげている。いずれも過度の酒食によっておこることを述べているが,とくに寒冷地では飲酒を過ごし,米塩を多量にとることから,脳卒中が多発していた。北信濃の俳人小林一茶も,58歳のとき中風となり,3度目の発作で65歳で没した。化政期には中風が流行病のようにはやっていたことを松浦静山は《甲子夜話(かつしやわ)》に述べており,過去帳に記載された病名でも脳卒中が上位を占めていた。そして近代以降も日本では1951年から80年まで死因の第1位であった。
執筆者:立川 昭二
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
脳卒中という言葉は一般的な用語であり、医学用語ではありません。正式には脳血管障害といいます。脳卒中の卒は
これは中国から渡ってきた言葉ですが、西暦760年の日本の書物にすでに見られますから、この病気は日本でも長い歴史をもっていることがわかります。近代医学が発展する前から、人々は卒中という病気があることをある程度理解していたことの証拠でもあります。
図1に示すように、脳の血管が動脈硬化や、ほかの部位から流れてきたもの(
一方、脳の深部の細い血管に高血圧や加齢によって小さなこぶがたくさんでき、これが急に血圧が上昇した時などに破裂して脳のなかに
そのおのおのについてはあとで詳しく説明します。
脳卒中は日本の国民病のひとつではありますが、その死亡数は年々減る傾向を示しています。しかしそれは主に脳出血による死亡が減っているからで、脳梗塞やくも膜下出血による死亡はあまり減っていません。
むしろ死亡率が下がっているわりには発症率が下がっていないので、実際に病院にかかっている患者さんの数は増えています。
日本におけるある日の調査では、その日に入院中、あるいは外来を訪れた148万人の脳卒中の患者さんのなかで、脳梗塞が約75%、脳出血が15~20%、くも膜下出血が5~10%という結果が出ています。日本で脳卒中で悩む患者さんの4分の3が脳梗塞であることがわかります。
脳卒中を起こす最大の原因は、高血圧と加齢だといわれています。しかしそのほかにもたくさんの原因が知られており、それらは危険因子と呼ばれています。もちろん、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血かによって危険因子は多少違います。
脳出血は高血圧と加齢に加えて、出血性素因(血が固まりにくいこと)や動脈硬化などが危険因子になります。くも膜下出血は動脈瘤の存在と高血圧が最も強い危険因子です。
いちばん数の多い脳梗塞の原因はさまざまです。高血圧、加齢のほかに糖尿病、心臓病、脂質異常症、肥満、喫煙、多量飲酒、ストレス、脱水、炎症、
危険因子の多くは簡単な検査でわかります。健康診断や人間ドックでこれらの因子が見つかれば、早めに生活習慣の改善や治療をすることが脳卒中の予防につながります。加齢や遺伝は治療できませんが、同時に存在する他の危険因子をしっかり治療すれば、脳卒中の予防に十分役立ちます。
脳ドックなどで行うMRI検査で偶然、無症状ではあっても、脳梗塞(かくれ脳梗塞とか
また、破裂する前の動脈瘤が見つかることもあります。この時は、ただ心配するだけではなく、早急に専門の医師(神経内科医、脳外科医、脳卒中専門医など)に相談してください。いろいろな予防法があります。
軽い症状でも脳卒中らしいと感じたら、1分でも1秒でも早く専門医のいる病院へ行くことです。そのためには、家族に脳卒中の危険因子を多くもつ高齢者がいる場合は、万一の場合、近くのどこの病院に運べばよいかを普段から考えておくとよいと思います。
脳卒中は恐ろしい病気ですが、施設の整った専門医のいる病院に1分でも早く連れていくことで、死を免れたり後遺症を少なくすることができます。
篠原 幸人
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
急激に意識を失って倒れ、半身不随に陥るのが典型的な症状である疾患の総称で、脳血管障害の同義語として使われることが多い。卒中とは卒然(突然)邪気や邪風に中(あた)るという意味で、卒中風の略とされており、中気や中風ともよばれた。またapoplexyの語源はギリシア語で、殴られて倒れる状態を意味する。かつては、ほとんどが脳出血であったことから、脳溢血(いっけつ)ともよばれていた。
脳卒中の種類は1969年(昭和44)当時の文部省総合研究班(班長冲中重雄(おきなかしげお))により、脳梗塞(こうそく)(脳血栓、脳塞栓)、頭蓋(とうがい)内出血(脳出血、くも膜下出血)、脳梗塞を伴わない一過性脳虚血発作、高血圧性脳症に分類された。その後、幾度かの変遷があって、一過性脳虚血発作は、局所性神経脱落症状が普通数分続き、24時間を超えることなしに痕跡(こんせき)を残さず治り、血管病変を有する患者にみられ、しばしば再発する傾向があると定義され、低血圧に伴う一過性脳虚血発作は除外された。
一方、アメリカのミリカンMillikanらが1975年に発表した脳卒中の診断基準で、病期による分類をしているのが注目される。すなわち、一過性脳虚血発作のほかに、神経症状変動期として症状が悪化または軽快しつつある時期をあげ、悪化進行しているものを進行型発作progressing strokeとした。また神経症状固定期として、局所症状が24時間以上持続するが3週以内に消失するものを可逆性脳虚血症状reversible ischemic neurological deficit(RIND)といい、局所症状が3週以上固定して存在するものを狭義の完成型発作completed strokeとした。
なお、脳卒中は、わが国では癌(がん)、心臓病とともに死亡率が高い疾患の一つで、1999年度(平成11)の年間死亡者数は約13万9000人で、4分間に1人が死亡する割合となる。また脳出血と脳梗塞の割合は、従来は脳出血が多かったが、1974年から逆転して脳梗塞死が脳出血死より多くなってきている。
[荒木五郎]
かつては、脳卒中で倒れたらその場を動かさないことが原則とされたが、現在では可能な限り早く脳外科とCT(コンピュータ断層撮影)装置のある病院に運ぶことが原則となっており、倒れて6時間以内が勝負といわれている。CTでは4、5分間で診断が下される。一般に脳卒中の発作時に医師がいる例はほとんどないので、居合わせた人はなるべく次のような事項を調べて医師に報告することが望まれる。
(1)いつ、どんな症状がおこったか
(2)発症したとき、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐(おうと)があったかどうか
(3)意識障害があったかどうか、あった場合はその程度、たとえば、名前を呼んだら反応があったか、大きな声で呼んだらどうか、つねってみると目を覚ますかどうかといったこと
(4)呼吸や脈は規則正しいかどうか、1分間にどのくらいか
(5)高血圧、糖尿病、心臓病の治療中だったかどうか、どんな薬を服用していたか
などである。ただし、あわてて体をゆすったりしてはいけない。
[荒木五郎]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 あなたの健康をサポート QUPiO(クピオ)生活習慣病用語辞典について 情報
…気道の一部が狭くなることにより発生する点では喘息と似ているからである。いびきに正常と異常の境界はつけにくいが,脳卒中発作の際のいびきは特徴的である。ケルススにはこれを思わせる記載がある。…
…そして第3は骨成長が皮膚や筋肉の成長を追い越していくために断端の皮膚の壊死を招くという問題がある。
[脳卒中のリハビリテーション]
脳血管障害は長い間,日本の死因統計で首位を占めてきた。これに伴って脳卒中のリハビリテーションは多数の対象者を有し,早期から適切なリハビリテーション・プログラムを実施して大きな効果をもたらすことが知られている。…
※「脳卒中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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