ディラックの宇宙論(その他表記)Dirac's theory of universe

法則の辞典 「ディラックの宇宙論」の解説

ディラックの宇宙論【Dirac's theory of universe】

宇宙の半径 RU,全質量 MU,宇宙構造を支配する重力の強さを定める重力定数 G などの「宇宙的な物質量」と,プランク定数*h,電子の電荷 e,電子や陽子の質量 mp,me,などのミクロな物理量の間には次のような数量的関係がある.

ディラックはこの関係は偶然のものではなくて,宇宙的量でもって物理法則が支配されているものと考えた.したがって膨張宇宙では RU が時間的に変化するのだから,ほかの量も時間的に変化していると推論したのである.つまり,宇宙の諸法則が過去においては現在と異なった物理法則が支配していたことになる.大数仮説*と呼ばれることもある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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